悪臭は、人間の嗅覚に直接訴える感覚的な公害であるため住民の快適な生活環境を損なうことが 問題になります。

悪臭の防止対策を行い、生活環境の保全を目的として悪臭防止法が定められております。
悪臭防止法で定められている検査方法には、分析機器による測定法(悪臭物質の濃度)と人の 嗅覚を用いる嗅覚測定法(臭気指数)の2通りあります。 「臭気指数」とは、臭気の強さを表す数値です。正常な嗅覚をもっていると判断された被検者が 実際ににおいを嗅いで測定します。

嗅覚測定(臭気官能試験)風景

住まいの新築・リフォーム、引っ越し、家具の新調などにともなって、目がチカチカする、 喉が痛い、めまいや頭痛、吐き気、疲労感などの症状がみられる場合があります。
このような症状はシックハウス症候群と呼ばれ、建材や家具、日用品などから発散する 化学物質やシロアリ駆除剤、防虫・殺虫剤など薬剤等が汚染源とされています。
女性・幼児など、抵抗力の弱い人ほどシックハウスの症状が出やすいといわれています。 建築基準法、学校環境衛生の基準などでシックハウス原因物質の測定が義務付けられています。

測定項目:ホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン)など

サンプリング風景

人間ドック 社会貢献 診断を受けた後は・・・?
健康情報 採用情報 研究成果情報・学会等表彰